空港問題をめぐって

2010.03.26 Fri

今日は少し長くなりそうです…。

この間、新聞等を賑わせていましたので、ご存知の方も多いかもしれませんが、今日の本会議で空港問題についての決議を採択しました。ただし、この間は偏った情報しか取り上げられず、間違った認識を与えている事が残念でなりません。従って、事実を改めて書きたいと思います。

まず、今日の決議は「関西における空港の在り方と都市将来像について」の決議であって、この間言われている「伊丹空港廃港」の決議ではありません。さらに言えば、「伊丹空港廃港」と言う一つの手段もここ1年、5年ではなく、20年、30年後の可能性であって、あわせて、高速鉄道網の整備によるアクセスの改善が大前提です。

また、この決議を箕面市議会が上げるのは、北大阪急行延伸とのバーターではないかとの見方には、もちろん北大阪急行延伸は箕面市の悲願であり、本音を言えば上手く進めたいと言う気持ちが無いと言えばウソになりますが、あえてその事に口をつぐんだのが今回の決議であり、だからこそ決議の内容には北大阪急行延伸と言う文言は一言も入っていません。

ではなぜ決議を上げたのか…、そのきっかけは、平成22年2月22日の午後2時から行った、橋下知事との意見交換会であったことは間違いありません。



この意見交換会で、橋下知事から関西の経済発展ために「空港と言う社会資源をどう扱うべきか、どんな将来像を描くのか」と言う本質的な問いかけがされました。そこで、問いかけられた箕面市議会として、何も答えない、放っておくことは出来ない、何らかの答えを返すべきだと考えたのが今回の決議なった訳です。(意見交換会の一部に「北大阪急行延伸」と絡めた発言があったことは事実ですが、これは北摂地域から関西国際空港へのアクセスが悪い事を改善すると言う中で出たもので、伊丹廃港との交換条件ととらえるのは短絡的すぎます)

そこからは、この大きな問いかけにどう答えるべきなのか、今日までの約1ヶ月半本当に真剣に議論を重ねてきました。箕面市は地元市と言っても騒音公害もほとんど無く、利便性だけを享受しているからこそ、地元市である、豊中市、池田市、伊丹市等に配慮するべきである事も、もちろん議論の中身にあった事は言うまでもありません。

そんな作業の途中で某新聞に「箕面市が廃港決議を検討中」と言う全く本意ではない記事がでてしまい、その対応に追われ、色んな方からお叱りも受けました(励ましもありましたが)が、それでも最後の最後までどんな文章にするのかを真剣に悩んできたからこそ、僕自身は例え結果として間違っていたとしても自分たちの考えをしっかり指し示すことがダメだとは思いません。

もちろん、地元の豊中市や伊丹市等にとって見れば、「箕面市は自分たちの事だけを考えて、勝手な事をして」と思われるかもしれませんが、それは、自分たちの利益だけを考えたのではないと説明した上で、甘んじてその意見を受け止めるべきだと思いますし、そのための決議だと思っています。

そんな訳で、今日「関西における空港の在り方と都市将来像について(決議)」は賛成多数(僕は賛成しました)で可決されましたが、こんな経過や思いあった事だけは言っておかなくてはと思い長々と書きました。

あと、もう一つ「怒り」を感じた事として書かずにはいられなかった事があります。それはこの決議の審議の中身です。決議は賛成15:反対9で可決されましたが、もちろん反対した事に腹を立てている訳ではなく反対の理由に呆れたからです。反対の内の「4」は「伊丹の存続」と言う理由で考え方の違いからの反対でしたが、残りの「4+1」特に「4」の方々の反対理由は、「この決議が上がる事を知らせてもらえなかった」という手続き論だった事にまず驚きです。

さらには、質問も一切しないで、中身ではなく「調整手続きの不満」を言うだけ、討論でも自分たちがどう考えるのかは言う事もなく、誰とどんな話をするのか分からない「話し合い」が必要と繰り返すだけでした。さらに許せないのは質問に対する答弁を嘲笑ったりと言う態度で、討論でも自分たちの意見との違いではなく、人の意見を否定する事に終始する姿は正直驚きを通り越したと言う事だけは書かずにはいられませんでした。

さて、明日の朝刊には、きっと今日の決議の事が色々でていると思います。今日書いた事が理解されない、違うと言う指摘を受けるかもしれない、そんな不安はありますが、それでも誤解を恐れず決議を上げた事に後悔はありませんし、大事なのは今後も議論を続けて行くことであって、この決議がその一助になる事を願っています。

  1. 2010/03/26(金) 01:35:58|
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コメント

とても分かり易いご説明有り難うございます。

関西の発展のためにとって空港を考えた時に、拡張や24時間化が困難な大阪空港にすがり付くことが本当に関西や大阪のためになるかを考えられての結果の賛成だと理解しております。

兵庫県知事のように大阪空港を羽田や成田のスポーク空港として関西の旅客需要を東京に差し出すことが関西の発展になると仰る方も居ますが・・・・存続の為、地域のエゴのためなら全体の利益をも売り渡すような政策には嫌悪感を抱きます。

世間では廃止派が橋下知事の影響を受けている可笑しな方で、存続派の方が現実的だと論評するコメンテータは真剣に関西や大阪の将来を考えたことがないと思います。

これからの都市間競争のインフラとして空港を考えた時、騒音公害がなく24時間自由に飛行機をとばせる空港がない地域圏に未来はあるでしょうか、私は疑問です。

信念に基づく意思表明ご苦労様でした、これからも箕面のため大阪のため、そして関西のために頑張ってください応援しております。
  1. 2010/03/26(金) 02:48:15 |
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  3. 北摂市民 #-
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  1. 2010/03/26(金) 23:42:16 |
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Author:346
なかじま三四郎 30歳
○箕面市議会議員
●箕面市立萱野小学校卒業
●箕面市立第二中学校卒業
●府立渋谷高等学校卒業
●修成建設専門学校 建築工学科卒業
●NPO法人理事
●北芝まちづくり協議会 事務局長

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